日本版 KABC-II
- 検査コード
- MZS1KABC2
- 検査名
- 日本版 KABC-II
- 対象年齢
- 解説
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★日本版KABC-II は、1993年に発売されたK-ABCの改訂版です。
2013年9月3日発売!
K-ABCの3つの下位検査が削除され、あらたに9つの下位検査が加わり大きく構成が変わりました。 また、日本の心理・教育アセスメントの現状を踏まえ、米国版KABC-II とも異なる構成となっています。
《 KABC-II の特長 》
■認知能力だけでなく基礎学力を個別式で測定できる日本初の検査です。
■子どもの認知能力と学力の基礎となる習得度が測定できることにより両者の差異の様相と関連要因の分析が可能になり、支援・指導といった教育的な働きかけに直結する検査として利用できます。
■ルリア理論およびキャッテル-ホーン-キャロル(CHC)理論という二つの理論基盤に基づいており、検査結果を異なった相補う観点から解釈することができます。
■ルリア理論に基づくカウフマンモデルでは8つの能力、CHCモデルでは7つの能力と、幅広い能力を測定できます(KABC-IIではそれらの能力を継次尺度(カウフマン)・短期記憶尺度(CHC)など「尺度」と表現しています)。
■強い能力や弱い能力を特定するにあたって、個々の下位検査レベルでの比較にとどまらず、より信頼性が高く強固な能力(尺度)レベルでの比較を重視しています。
■KABC-II としての評価だけにとどまらず、認知検査あるいは習得検査いずれかの検査と他の知能検査とのクロスバッテリーを行うことが可能です。
■対象年齢が2歳6ヵ月から18歳11ヵ月となり、幅広い年齢層へのアセスメントが可能(K-ABCは2歳6ヵ月から12歳11ヵ月)。
■[例題]と[ティーチングアイテム]で検査が要求していることを十分に理解させたうえで問題を実施する仕組みになっているので、幼児や障害のある子どもの知的活動を適切に測定できます。
■イーゼル(問題掲示板)の使用により、マニュアルが手元になくても適切に検査を実施できます。
■非言語性尺度が用意されており、難聴や言語障害がある場合でも妥当なアセスメントが可能です。
◆所要時間 : 約30分から約120分 (年齢等により異なります)
※その他詳細は「KABC-II」へどうぞ。 - 発行元
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原著者:Alan S. Kaufman & Nadeen L. Kaufman
日本版制作:日本版KABC-II制作委員会
藤田 和弘、石隈 利紀、青山 真二
服部 環、熊谷 恵子、小野 純平
日本版発行:丸善出版株式会社 - ジャンル